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様々なゲーム情報・攻略などを主の独断と偏見を込めて書き連ねるブログです

【大炎上!?】ディアブロ イモータルは僕らユーザーの望んでいた「ディアブロ」なのか?

2022年6月1日、スマートフォン向けゲームとして「ハクスラの金字塔」であるディアブロシリーズの最新作、「ディアブロイモータル」が正式サービス開始になりました。

6月3日にはPC版のオープンベータもスタートしており、2022年6月現在においてハクスラ系のゲームにおいては最も勢いのあるゲームであると思います。

ただその一方で、今までのディアブロユーザーや多くのハクスラ系ゲームをプレイしてきたユーザーからの批判の声は日に日に大きくなってきているのが現状です。

今回は、ディアブロイモータルの良い部分と悪い部分をまとめつつ、なぜ批判されているのかを考察していきたいと思います。

 

時間のあるときにはゲーム配信をしています。ぜひ配信にも来ていただけたら嬉しいです。

 

良い部分

【1】ハクスラスマホの相性good

ハクスラのゲーム特性上、膨大な時間を掛けて単純作業を繰り返すような場面が多々あるのですが、スマホゲームとして、その単純作業を隙間時間の中で行えるというのがあまりにも秀逸だと感じました。仕事の休憩中などに少しモンスターを倒し、ストレス発散もできます。

迫りくる敵をなぎ倒す快感。これぞディアブロ

 

今まで発売されてきた主要なハクスラ系のゲームはPCやCS機での発売が多く、しっかりとした時間を確保し、デスクやソファーに腰を据えて遊ぶようなゲームでした。

しかし、ディアブロ イモータルスマートフォン向けのゲームですから、どこでも遊べてしまうわけです。ベッドの中でディアブロが遊べてしまうのは色んな意味でやばいです。いつ寝たらいいのか分からなくなります。 本当に恐ろしい・・・・

 

【2】初心者でも遊びやすい!ハクスラ入門にちょうど良いバランス

ハクスラ系のゲームはすごくごちゃごちゃしているという印象がある方が多いかもしてませんが、ディアブロ イモータルはすごくシンプルです。

アクションもレベルアップで解放でき、セットできるアクションも最大4つしかないため、いい意味で複雑になっていないように思います。

レベルアップで新しいスキルを取得できる。スロット内で入れ替えを行うだけで使用可能。



そうではあるものの、装備・宝石は膨大な量が準備されており、各装備ごとにパラメーターも異なるので理想の装備を追い求めて周回するという、ハクスラの醍醐味をしっかりと味わうことができます。

 

今までのディアブロシリーズなどのハクスラ系のゲームをプレイしたことのあるユーザーには多少の物足りなさを感じる部分があるかもしれませんが、まだハクスラをプレイしたことがないというユーザーの入門ゲームとしては最適なゲームであると感じました。

 

悪い点

【1】MMORPGに寄せすぎて古き良きディアブロの姿が消えた

従来のディアブロは、パーティープレイ前提の要素が少なく、周りのユーザーと競う部分としては、ダンジョン周回のスピードなど限定的な部分でした。

 

ディアブロイモータルでは、ユーザー間のクランシステムが実装されており、他プレイヤーと連携をとることが重要視されています。クラン以外にも「イモータル」「シャドウ」の2つの陣営があり、陣営に所属することで各陣営専用のクエストや、陣営間のPVP要素も実装されています。

2つの陣営は敵対勢力。陣営間のPVP要素もある。

 

こういった要素というのは、今までのディアブロには実装されていなかった要素であり、既存のディアブロプレイヤー目線でいうと、ディアブロでやりたい遊びではないと感じます。

 

厳しい言葉でいうなら「どこかで見たことあるような量産型スマホMMORPGという印象です。わざわざディアブロというIPでこういう遊びを実装しなくてもよかったのでは?というのが僕の感想です。

 

【2】Pay to win 要素とハクスラとの相性が悪すぎる

さて、ここまで良い点や悪い点を挙げてきましたが、この点があまりにも悪すぎてディアブロイモータルの印象を最悪なものにしてしまっていっても過言ではありません。

 

ディアブロイモータルには絶対的な「Pay to win」の要素があります。

 

このゲームには装備品にはめることが可能な宝石という概念があるのですが、それを手に入れる過程というのが実質的なガチャになっており、このゲームの集金要素になっています。

 

見かけ上はガチャに見えないが、実質ガチャ課金

 

宝石を手に入れるために、エルダー・リフトというコンテンツを周回し、ドロップする宝石を厳選していくわけですが、このコンテンツで宝石をドロップさせるためにはレジェンダリー紋石というアイテムが必要になります。また宝石には★1~★5までのランクがあり、数回の周回では理想の装備は完成しません。

 

理想の装備を最短で作成するためには、時間ではなくお金でレジェンダリー紋石を手に入れ、高速でエルダー・リフトを周回する必要があるわけです。

 

果たして、これはハクスラのゲームとして本当にユーザーの求める要素なのでしょうか?

 

ハクスラ系ゲーム最大の魅力とは「自分自身の時間を生贄に自キャラを強くしていくこと」だと僕は思っています。

 

ディアブロイモータルはそういったハクスラ系ゲームの魅力を課金という形で潰してしまった従来のハクスラ系ゲームとは似て非なるものであると思います。時間を費やすことよりも課金が正義になってしまうゲーム性はあまりにもハクスラとの相性が悪いと感じました。

 

まとめ:わざわざディアブロでこれやる必要あるの?

結果的にこの意見に集約されると思います。

 

新規でディアブロに触れた人はそこまでのことは思わないかもしれませんが、既存ユーザーの反発は大きいと思います。

集金目的だとしても、キャラクタースキンなどの見た目の要素に限定するべきだったと思います。ガチャ課金の要素を実装したことに下心が見え見えでなんというか悲しくなりましたね、うん。

批判されてしかるべきというか、批判されることを覚悟の上でこういった要素の実装に踏み切っていると思うので、ユーザーはこの現状を受け入れて今後もプレイするのか、プレイをやめるのか判断することが必要かと思います。

 

結論「お金で強くなるのはハクスラじゃない!」